茂原北陵高等学校

卓球部男子団体!健闘するも。「県大会の壁は高かった‥」

 4月17日、薄手のシャツでは少し寒い春の日、茂原市民体育館は熱気に包まれていた。この日は関東高等学校卓球大会「団体戦」の千葉県予選が繰り広げられていたからだ。
 茂原北陵高校卓球部は4月から長年指揮を執っていた古山美光監督が勇退し、新たに渡邊和樹監督(22)、北原悠督部長(33)が就任。新体制で挑んだ大会であった。
 初戦の相手は強豪松尾高校。茂原北陵は嵜本(3B)、久保(3E)、久保・松田(3D)ペア、山口(3E)、松田のラインナップで挑んだ。相手選手が放つ変幻自在のサーブや火の出るようなスマッシュに茂原北陵の選手も必死に食らいつくも、勝つことができなかった。
 2試合目は古豪一宮商業。対する茂原北陵は嵜本に代え、浅井(3D)を投入して流れを変える作戦に。試合前には初戦の敗戦を引きずるチームメイトに対して主将の久保が「みんな、絶対大丈夫!勝とう!」と励ます一幕も見られた。悲願の団体戦県大会出場へ、ベンチが一丸となって挑んだ2試合目は、久保が本来の実力を見せ見事勝利。その勢いのままにゲームを勝ち取りたかったが、相手選手から放たれるヘビが襲い掛かってくるようなサーブや弾丸のようなスマッシュに苦戦。1ー3で敗北を喫し、県大会出場の夢は途絶えてしまった。
 渡邊監督は「強豪校と呼ばれている高校は、元気があり礼儀も正しかったです。しかしうちも元気では負けていなかったと思います。」北原部長は「他校のレベルの高さを痛感しました。せやけどホンマにみんなよう頑張ってくれたと思います。」
 4月23・24日には「個人戦」が控えている。まだまだ茂原北陵卓球部の戦いは終わらない。
(北原)