クリスマスの余韻が冷めやらぬ、さわやかちば県民プラザでは予選を勝ち抜いた高校生バンドが熱い演奏を奏でていた。茂原北陵高校からは3年生を中心としたバンド「Nemophila(ネモフィラ)」が出演し、以下の3曲を堂々と演奏した。
演奏曲 松田聖子「青い珊瑚礁」 岩崎良美「タッチ」 back number「クリスマスソング」
「Nemophila」 デビューは昨年の文化祭。これまで幾つもの場面で演奏を奏でてきた軽音楽サークルの中心的バンド。 ボーカルの新井はかつて時代を彩った懐メロを得意とし、リスナーを当時の時代に引き戻す歌声の持ち主。今回の予選通過は彼女のボーカルパフォーマンスによって通過したと言っても過言ではない。 そんなボーカル新井を支える東條のベースプレイは天下一品。また軽音楽サークルのまとめ役でもあり、後輩から絶大な信頼がある。イラストが得意であり、Nemophilaのアーティスティックな一面を引き出しているのは彼女のおかげ。 ドラムの鵜澤はドラムを始めて1年しか経っていないが、天性のリズム感と力強いドラミングでバンドの実力を一気に開花させた。ピアノも得意としてマルチプレーヤーとして活躍した。 ギターの海江田は現在は高校1年生。入学と同時にギターを始め、スポンジが水を吸い込むように上達している。ギターが不在だったNemophilaの救世主である。